無敵のギャンブル確率論
著者: 九条真人
発行日: 2009/9/8
ISBN: 4774139227
頁数: 四六版256頁
本体価格: ¥1,580(税抜)
はじめに
ゲームやギャンブルに勝つには、何が必要なのでしょうか。まずは「確率」というものを理解して「何が起きているのか」を理解し、「確率から逃げる」ことです。
確率には「大数の法則」というものがあって、賭けの回数が増えれば増えるほど、出目の値の発生する確率が理論値に近づきます。理論値に近づくと賭けには勝てません。儲からないのです。
簡単にルーレットで説明しましょう。赤と黒に「同額ずつ」賭け続けると、確率的には決して勝てないし、親の取り分だけ負け続けます。この場合に勝つ方法は、勝てそうなときに大きく賭け、負けそうなときには小さく賭けることです。わかり切ったことですが、これがギャンブルです。
このような戦術が有効なのは、ブラックジャック、ルーレットやパチンコでしょう。本書ではこれらにおける勝ち方を重点的に解説しました。たとえばパチンコは、理論的には勝てないギャンブルですが、100回転程度で大当たりを取り、連チャンが続けば勝てます。この100回転は、大数の法則に支配されない範囲の回転数です。本書では、これら「勝てるギャンブル」での勝ち方の理論を解説します。
この他に麻雀や競馬も勝てるギャンブルではあるのですが、研究と努力と経験が必要です。これらを本書で語り切ることは困難なので、確率の考え方のみを解説しておきます。そしてここでも「運も強さの内」です。
本書では、第1章で確率の基本を、第2章のトランプで確率と場合の数を理解し、第3章のルーレットで賭けの考え方と大数の法則を解説します。第4章の麻雀では複雑な確率の計算、そして第5章のパチンコでふたたび大数の法則の位置づけを解説します。第6章では、宝くじと競馬の確率の考え方を、最後に第7章でダーツの点数のしくみを解説しました。
本書がギャンブルを楽しむ方々の助けとなれば幸甚の極みです。
2009年8月吉日
筆者
第1章 ギャンブルと確率入門
1・1 ギャンブルとゲームはどう違う?
1・2 もっとも簡単な確率の例
1・3 「同様に確からしい」とは?
1・4 「場合の数」と確率の関係
1・5 マス目を数える組合せ確率
1・6 クラスの中で誕生日が一致する確率
1・7 2枚のカードの確率の考え方
1・8 順列・組合せで確率を求める
1・9 期待値とは何か
1・10 ギャンブルと確率の関係
1・11 「ツキ」とは何か
第2章 トランプの確率
2・1 ポーカーの役ができる確率
2・2 ワンペアがカード交換で強くなる確率
2・3 ポーカーのおもしろい確率
2・4 ブラックジャックのルール
2・5 ブラックジャックのプレイヤーの手の確率
2・6 ディーラーの手を考慮した戦術
2・7 ブラックジャックの戦術の基本
2・8 インシュランスとサレンダーその他のルール
2・9 ブラックジャックの勝ち方
第3章 ルーレットの確率
3・1 ルーレットのゲームのルール
3・2 ルーレットの数字配置と基本戦術
3・3 ルーレットの古典的な戦術
3・4 数を重ねれば平均値:大数の法則
3・5 細かく賭けても儲からない?
第4章 麻雀の確率
4・1 麻雀のしくみとルール
4・2 基本的な役の確率を計算する
4・3 その他の主な役満などの確率
4・4 役の確率と評価
第5章 パチンコの確率
5・1 パチンコ(大海物語)のしくみ
5・2 大海物語の大当たり確率
5・3 図柄の見方・考え方
5・4 大当たり確率の考え方
5・5 出玉・持ち玉の分析
第6章 宝くじと競馬の確率
6・1 宝くじとは何か
6・2 ジャンボ宝くじの確率
6・3 ナンバーズとロトの確率
6・4 競馬の賭け方の種類
第7章 ダーツの確率
7・1 ダーツゲームのしくみとシミュレーション
7・2 真ん中を狙わない方が高得点?
7・3 技量に合った狙い場所は?
